ドッグトレーニング風景

NYスタイル トレーニングシーン

愛犬と楽しみながら効果を出していくトレーニング方法

*** トレーニング風景 CASE 1 ***

犬のマウンティング

「イヌの本能」
「おやおや?1頭の愛犬が一緒に暮らすもう1頭の愛犬にマウンティングをしてますね」 こんな時、あなただったらどうしますか?大きな声で「ダメ!」と注意を与えますか?または、近くまで駆け寄って2頭を引き離しますか?

どちらもあまり良い方法と言えませんね。多頭飼いの場合、優位性のあるイヌがランク下のイヌに対し、マウンティング行動を行うことは 本能的な自然行動なのです。
では、こんな時、どうすれば良いのでしょうか?



愛犬とのコミュニケーション

「人のリーダーシップ」
こんな時は、決して大きな声を出したり、慌てて駆け寄ったりしないでください。ゆっくりと近付き2頭の愛犬の名前を呼びながら、 「Alex, Boddy, Come!」と、愛犬たちを自分の方へ引き寄せて下さい。そして「Sit」など、簡単なコマンドを掛けて 自分の方に集中するように促します。

もしも、愛犬たちがあなたのコマンドを無視するようであれば、手におやつを持って愛犬の鼻先に差し出しながら、 「Alex, Boddy, Come!」ともう一度コマンドを出します。


2頭の犬

「人の都合、イヌの都合」
マウンティングの様な本能的な行動に対し、人が無理やり引き離してしまうと、優位性を持ったイヌは引き離されたことを 理解できず、またストレスも感じてしまいます。マウンティングとは、イヌ同士のコミュニケーション方法でもあり、 この行為によって、互いの優劣を確認しあい、無駄なケンカをしないようにする儀式のようなものです。
マウンティングを止めたい場合は、互いの都合を考え、無理やり引き離すのではなく愛犬たちに別の興味を与え、 自然とやめさせる状況を作ることが望ましいのです。



                                               ***トレーニング風景 CASE 2***

チワワ 抱っこ

「ドッグラン・デビューの日」
ママの腕の中から、少し心配そうなまなざしで下を覗き込むチワワのラブちゃん。今日がドッグラン・デビューの日。 「ママ、ちょっと怖いけど、お友達が楽しそうに遊んでいるからワタシも下に降りてみたい」

幼齢期の頃、他のイヌとたくさん接することによって、社交性が身についていきます。これを「イヌの社会化」と言います。 人が教えてあげられるルールもたくさんありますが、イヌは同じイヌからもたくさんのルールを学びます。



チワワ 友達

「勇気を振り絞って」
「ママ、ちょっとお友達にご挨拶に行ってくる。仲良く遊んでくれるかなぁ?でも、私のそばから離れないでね」

ドッグランなどで社会性の練習を初めて行うときは、必ず、オーナー様が愛犬の近くにいる様にします。なるべく、愛犬と同じように 視線を低くして、しゃがんでそばにいてあげて下さい。このときに、「ほら、ラブちゃん、お友達にご挨拶しなさい」と言うように 愛犬のお尻を押したり、無理強いさせるのは禁物です。ただそばにいて、ラブちゃんがいつでも戻ってこられる状況を作ってあげます。



チワワ 社会化

「もう、ひとりで大丈夫」
愛犬に無理強いをせず、愛犬のペースと距離感で、徐々にお友達に近付いて行くのを見守っていてあげて下さい。 自分のにおいをかがせてあげて、お友達のにおいもかいで、お互いにご挨拶ができたら、自然とその距離感が縮まっていきます。

「ねえねえ、今度は何して遊ぼうか?追いかけっこ?それともかくれんぼ?」 イヌは楽しいことが大好き。安心できるお友達ができたら、遊びを通してイヌ社会のルールを自分で学んでいきます。



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